軽井沢に子育て移住しました

軽井沢⇔東京での二拠点居住にチャレンジする新米パパのブログ

変化の1年だった2020年を振り返る

サウナタテタイ、タテタイと騒いでるうちにホントにサウナを建てることになり、毎日のように望月に通っているうちにあっという間になんと2020年が終わろうとしているではありませんか!残念ながら収まるどころか拡大する一方の新型コロナウイルスですが、まさにこの1年はコロナきっかけの急激な社会変化が大きく、自身もその影響を受け、急遽の引っ越し、フルリモートワーカーに転身、地域のお店のクラウドファンディングの立ち上げ支援、焚火担当大臣への就任、東北断熱賃貸視察ツアー、サウナ小屋を企画してセルフビルディングと目まぐるしい1年を過ごした気がします。ということで、特に大きかった3つの観点で今年の数少ないブログ記事とともに簡単に1年の振りと来年以降の展望を書いておきます。

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美しい景色に救われた1年でもありました。
  • もう戻れないリモートワーク、パラレルワークという働き方

新型コロナウイルスが拡大し始めた2月ごろからほぼ完全にフルリモートワーカーになり、結局、東京の会社に出社したのは健康診断とPC故障による機器交換と仕事のセキュリティの関係上必要になってしまった3回くらいだったと記憶しています。

実務上は元々プロジェクトベースの働き方をしていたこともあり、全くといっていいほど影響はなく、取引先と会議なども移動時間がなくなり生産性はむしろ上がったといっていいでしょう。

もともと制度としてもリモートワークがととのっていること、社員の自立性を重要視する社風からおそらくリモートワークが選択肢としてなくなることは今後も考えにくく、地方移住した自分にとってはこれを活かす好機になってくることは間違いありません。とはいえ、リアルの場の良さを活かした方がいい機会もあるので、今後はコロナ次第ではありますが、今年よりは東京に行く機会は増やして、リアルか?リモートか?という対立は超えて、自分の1番やりやすい働き方のバランスを見つけていくことになると思います。

そして、本業以外の活動、今やっているベンチャー企業のメンターや業務改善、焚火担当大臣、サウナ小屋プロデューサー、さらには米作り、薪づくり、断熱賃貸オーナーと稼げる、稼げないに限らず、おもしろそうなことにはどんどん突っ込んで、パラレルワーカーの幅をより広げていきたいです。リモートワークのおかげで長野側での活動量が増え、色々これからもできそうなことが増えたのが嬉しい誤算でした。

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  • とにかくサウナ、サウナ、サウナと騒いだ1年だった

今年はサウナに本格的にハマりはじめ、野尻湖のThe Saunaでサウナ新世界を体感し、テントサウナでアウトドアサウナの可能性に目覚め、ついには仲間を募って、ひとの会社の敷地内にセルフビルドでサウナ小屋を建て始めるなどサウナ、サウナ、サウナの1年でした。

ちなみにそんなにサウナに興味にないひとをいかにサウナ好きにするかが最近のモチベーションなので、これからサウナ小屋の薪ストーブサウナを最高のものに仕上げ、サウナ→水風呂→外気浴→→焚き火BBQの一連の悪魔ループの沼に沈めていくかがマジで楽しみで仕方ありません。

一方で真面目にサウナの健康面、特にメンタルコントロール面での可能性はすごく感じていて、何かとストレス社会の現代日本人にサウナは最適なツールであり、特にアウトドアの自然環境と掛け合わせはホントに多くのひとに体感してほしいのです。

umatatsu.hatenablog.com

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  • 断熱賃貸、これはやるしかない

移住仲間たちが次々に素敵なマイホームを建てていく中で、義母宅居候生活から戸建賃貸引っ越しといっこうに自分の家を建てようとしてなかったのですが、ついに断熱賃貸集合住宅という形で家を建てようと土地を本格的に探しはじめ、実はこの年末にほぼほぼ場所も確定しました!

そもそも家自体にそんなに興味がなく、これまでどうも自分のためだけに住宅ローンを組んで新築して家を建てるということに前向きになれなかったのですが、一方でエリアに適正価格で断熱性能もある長く住みたいという賃貸住宅もないな〜という感じでした。

というかそういう物件が無いなら自分で断熱集合住宅作ればいいんじゃない?というかなり単純な発想から不動産投資や断熱住宅の勉強をしていく中で、実際に断熱賃貸の事例を東北まで視察させていただき、これはこの御代田・軽井沢地域でやらねばならないと勝手な使命感に燃えはじめ、具体的なプランニングをしはじめました。アンケートなど既にご協力いただいた方々ありがとうございました!一介のサラリーマンが始めることなので最初の規模は小さくなりますが、移住者目線でしかできない住みやすくて面白くてかっこいい建物を作ろうと思っています。

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ということで移住3年目の2020年は変化の年ではありましたがそれを機会として来年以降に向けて色々仕込むことができた、いい年だったと思います。願わくは来年はコロナ禍を人類が克服し、また移動が自由にできる世界になってほしいです。

それでは、また!

 

 

 

行くぜ!東北。「断熱賃貸オガールネスト・グッデイ視察編」

前回のオガールタウン視察編に続き、今回は日本の中ではまだ珍しい断熱賃貸住宅「オガールグッデイ」と「オガールネスト」の視察レポートです。

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もともと軽井沢・御代田の移住者向けの賃貸住宅事情をどうにかしたいという思いから、エネルギーまちづくり塾、視察ツアーにつながっていますので、断熱賃貸住宅の今回のツアーのメインイベントではありました。

結果、Web上の記事や資料だけではわからない、設計や建物の工夫や知恵が詰まっており、相当、具体的なことも知ることができたと同時にこれはいよいよ断熱賃貸やらねばならないと勝手な使命感に駆られて帰って来ました。

  • なぜ日本の賃貸住宅環境は劣悪なのか?

ヨーロッパなどに比べると相当遅れていると言われている日本の住宅の断熱性能ですが、ここ数年、「断熱番長」のような熱意溢れる人たちの活動と気候変動問題のいよいよの深刻化によって「新築の戸建て住宅」については少しずつ、エネルギー効率の高いエコハウスという意識が世の中的には出て来たように思います。*まだまだとは思いますが。。

 一方で、賃貸住宅とはということかなり悲惨な状況で、わざわざ賃貸住宅に断熱にコストをかけようという物件はほとんど見当たらず、寒い、暑いは当たり前で、物件として選ばれやすいようにデザイン性は重視されても、目に見えず、価値を実感しづらい断熱性能や気密性、換気、暖房負荷まで重視するというものはおそらくなかったでしょう。

 これがなぜかという一般的に賃貸物件というのは「不動産投資」と出資者(オーナー)から捉えられているので、いかに建築にかかるイニシャルコストを下げながら、賃料も抑えて空室率を下げるというのが勝負の世界です。

よって、小さなコストに対して大きなリターンを得られるか?利回り市場主義、ROI(投資対収益)の最大化が目的になります。

そして光熱費のランニングコストは貸主負担なので、エネルギー効率など意識せずに貸主負担にコストを寄せてしまうことが、投資という数字だけの世界の表かで見たら正解なのです。(住民満足度を考えれば本来マイナスのはずなのですが。。)

なので不動産賃貸業というビジネス構造上、日本の賃貸住宅の多くは住居としての性能はどうしても低いのです。

ちなみに高気密・高断熱のエコハウス住宅が普及している北海道出身で実家暮らしだった若者が東京に出てき来て、あまりに賃貸の家が寒いので、実家に戻ってきたという笑えない話があるそうです。環境問題を考えた省エネルギー、住人の健康リスクを考えた時にこの日本の賃貸住宅事情は大きな問題です。

ヨーロッパはそもそもの意識や集合住宅含む住宅性能への規制が違うという前提はありますが、光熱費がオーナー負担というケースもあるらしく、オーナー側の経済メリットも働いていて、賃貸住宅のエコハウス化は当たりまえに進んでいるそうです。

そもそも断熱という観点でいうと個別の戸建て住宅で性能をあげていくよりも集合住宅まるっとやった方が、外皮性能をシェアできるの効率性がいいのです。

何より、断熱エコハウスの良さは住んでこそですので、賃貸住宅でその良さを実感することは住宅業界全体のエコハウス化としても大きな意味を持ちます。

  • 知恵と工夫が詰まった断熱賃貸賃貸「オガールグッデイ・ネスト」

そんな日本の賃貸住宅事情の中、紫波町にできた断熱賃貸住宅が、社員寮としてDINKS、単身向けに建てられた「オガール・ネスト」さらにはファミリー向けに建てられた「オガール・グッデイ」なのです。

今回はこの賃貸住宅を企画された「くらしすた不動産」さんに案内いただきました。

もとともオガールプロジェクトの中心人物、岡崎建設の岡崎さんが、地域に住みたい賃貸住宅がないというところからはじまってできたのが、こちらのDINKS、単身者向けのオガール・ネストです。

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外観もかっこいいオガールネスト

規模としてはそこまで大きくなく、ペアルーム4室と単身向け1部屋、そして共有のシェアリビングが1部屋の合計6室です。周辺家賃より2万円ほど高いようですが、情報公開前にすぐに希望者で満室になったそうです。

特徴のひとつは何といっても断熱性能で、オガールタウンの事例を参考に基準を決めていて、年間暖房負荷、気密性(C値)、外皮性能(Q値、Ua値)はかなり数値を出しており、さらには燃費計算上の光熱費は通常の住宅の約半分になっています。

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驚くべきことはこれだけの性能を出しながらも建設コストは通常の集合住宅並みに抑えられており、シンプルな間取り設計、床や壁の建材選定の使い分け、作り付け家具の積極利用など、様々な工夫が見られます。 

もうひとつの特徴が住人が自由に使えるシェアルームです。実際に見せていただいたのはネストのシェアルームだったのですが、住人同士の交流の場になったり、今回のような視察者を受け入れる場所になっているとのことです。洗濯機やキッチンもあり、こういう場所があったら付加価値になるだろうなと感じました。

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シェアルームは断熱賃貸のモデルルーム的な役割をはたしている

 

全体的にデザインがシンプルながらモダンでかっこよく純粋に「住んでみたいな」と思える物件だったのがすごく重要だと思います。ターゲットになる世代の好みや普遍的な好みをよく捉えているなと感じました。賃貸住宅である以上、断熱性能だけでなくデザイン性もすごく大事ですね。

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目に見えない断熱と、目に見えるデザイン性の両立が重要

続いてはファミリー向けの「オガールグッデイ」です。こちらは「オガール・ネスト」が出来た後に子育てファミリー向けの賃貸住宅がないという要望から出来た大きめの2棟の賃貸住宅ですが部屋数自体は4室です。なんとこちらは企画段階で不動産屋さん、設計士さんなど関係者自身が住むことを決められてあっという間に満室になってしまったとのこと苦笑 
こちらは外観だけかなと思ったのですが、何と日曜日だったにも関わらず、実際に暮らしているお部屋の中まで見せていただきました。ありがたい!まだ、冬越しはこれからとのことでしたが、大変住み心地いいそうです。

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2棟のファミリー向け賃貸オガールグッデイ

グッデイ もネスト同様、断熱、気密数値をハイレベルでクリアしており通常の賃貸住宅ではありえない温熱環境スペックを誇っています。実際、案内いただきましたが、断熱材の厚さや日射取得を重視した間取り設計、窓サッシも当然いいものを採用していました。またダクトレスの換気システムでメンテナンスコストを抑えていたのも大きいです。また、見せる収納や玄関や階段の建材など抑えるところは抑えているため、ファミリー向けでも十分なスペースを確保しながらも家賃はそこまで割高ではなく、一定程度の利回りを確保しているそうです。

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賃貸住宅とは思えないクオリティ

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階段部分が縁側的になっていて日射取得しやすくなっている

やはり賃貸需要は紫波町でも高まっているようでさらに増築を計画しているそうです。ちなみにこの賃貸住宅周辺の分譲地もくらしすた不動産さんが前回の記事に出てきたオガールタウンを参考に同様の断熱基準建築条件分譲地も手掛けているのですが、全て売約済とのことでした。

今後は断熱賃貸に住んでその良さを実感した人が断熱性能に拘ったエコハウスを建てるという好循環が今後はますます発生していくことが予想されます。 

 

ということで断熱賃貸住宅はその考え方、実際のコストコトロールの仕方など大変勉強になりました。そして岩手と同程度かそれ以上の寒冷地である軽井沢・御代田エリアはなおさらポテンシャルがあるように思います。

最初から土地を買って戸建て住宅を建設するという大きなリスクを取らなくても、さらには寒さになれていない移住者が高額な光熱費を払わず、健康に暮らすことができる断熱賃貸住宅が必要だと思いますし、実際にすごく求められていると感じています。

また、最近は特に御代田側で、地主さんへの業者からの強引な営業活動が背景にあると思いますが、大型太陽光パネル、規格住宅アパートが乱立して来ていて景観上どうなんだろうという開発が進んでしまっている雰囲気です。

オガールのように多少コストがかかっても断熱性能とデザイン勢が両立した住宅が増えていけば景観としても良くなりますし、環境にも優しく、何より地域としての価値が上がり地主さんに還元されるものが多くなるはずです。

そのためにも断熱住宅の素晴らしさを生活を通じて実感できる賃貸住宅が必要です。ということで今回の視察も受けて、まずは個人で取れるリスクの範囲内で小さくですが事例作りを行うべく、徐々に動き出しているので、詳細はまた共有させていただければと思います!

それでは、また!

行くぜ!東北。「エコハウスタウン オガールタウン視察編」

この夏に高断熱・高気密住宅エコハウスへの興味関心からエネルギーまちづくり塾というオンライン勉強会に参加しました。

その中で岩手県紫波町という場所に「オガールタウン」と呼ばれるエコハウスタウンがあり、さらには戸建て住宅だけではなくエコハウス仕様の断熱賃貸集合住宅「オガーネスト」・「オガールグッデイ」というものがあることを知り、これは見に行くしかない!ということ担当の方を紹介いただき、アポ取りをして2年連続の東北ツアーを決行してきました。

土日にも関わらず、ご対応いただいた紫波町の役場の方、不動産会社の方達のおかげで、資料やネット上の記事からではわからない実物に触れることができ、大変有意義な視察ツアーになりました。

そして、一緒に参加いただいた断熱番長と建築家さん達にも大いに刺激になったようで弾丸ツアーでしたが、企画して良かったです。

ということで現地レポートですが、オガールタウン編と断熱賃貸編の2編でお届けします。

 オガールとは盛岡から約30分くらいの場所にあるJR紫波中央駅前の10.7haの広大な町の所有地を中心に一体的な都市整備開発を官民共同でおこなった一大事業で「オガールプロジェクト」と命名されています。

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紫波町役場、図書館、子育てセンター、商店、病院、宿泊費施設、体育館、公園と複合的に年数をかけながら徐々に開発されていますが、回遊性や広場、通路が非常に考えられて一体的に作られており、見慣れたチェーン店などがほとんどないためか、よくある町の風景みたいな既視感がなく、お金の匂いがしないのがすごく心地よかったです。ほどよく人がいて、寂れた感じも過熱感もなく地に足がついたコミニティが感じられました。

今回は住宅がメインの視察目的だったのでまちづくりについてはあまり深くは突っ込まず、写真中心での紹介ですが、民共同のまちづくり手法の事例として全国的にも注目を集めています。

1点気になった点としては「住む」ことに特化しているので、どうしても主要都市盛岡のベットタウンになっているので、産業、はたらく場所がなく、将来的には若者が出ていってしまう構造になってしまうのでは?と思ったことでしょうか。

これは郊外地の共通の課題と言えますが。。。

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広場が特徴的なランドスケープ

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木造で出来た役場の建物
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  • 断熱エコハウス分譲地「オガールタウン」

 オガールの敷地の1画は住宅分譲地になっています。この日詰21区と呼ばれる分譲地が非常に特徴的です。なんと断熱性能に関する統一ルールが定められており、その基準を満たさないと分譲されないのです。

*違反すると土地が買戻しされる契約になっています。

分譲に課される建築条件

・年間暖房負荷 48kWh/㎡以下

・相当隙間面積 0.8㎠/㎡以下

・構造材における町産木材の利用率80%以上

年間暖房負荷とは、室内を20℃まで暖めるために必要な延床面積あたりのエネルギー量のことで、年間暖房負荷48kWh/㎡を達成するには、日射などの自然エネルギーを上手に使いながら、断熱や換気の性能を高める必要があり「48」という数字は、一般的な性能の住宅のエネルギー消費量の1/2~1/3で済むと言われています。

軽井沢、御代田とほぼ同等の寒冷地の紫波町ではなかなかハードルが高い数値設定です。

ちなみに断熱性能でよく使われるQ値を設定していないのは、Q値にしてしまうと窓を少なくする方向に触れていまうため、街並みとして窓を多くしてもらいやすりように日射取得が重要な要素になるように年間暖房負荷を基準にしているとのこと。日射取得のためには家と家の距離を取る必要があるため景観としてもプラスに働きます。

また、建物条件付き土地販売になっており、建物を建てることができるのは温熱環境設計施工技術の認定を受けた地元工務店のみになっています。逆にいうと手間暇がかかって採算効率が悪くなるのでハウスメーカー系は入ってこないようです。地元建材の利用条件と合わせてお金の地域還流も徹底しているのです。

さらにはエリアとしての景観協定も定められており、緑道の確保、統一の常夜灯の設定など、街並みの景観維持のルール順守も求められており、街並みの維持に寄与しています。

歩いてみると、街並みとしての統一感はありながら、どれも同じような見覚えあるハウスメーカーの家ということがなく、それぞれの家が特徴的で、家と家の間に塀がなく、空間的な余裕があり、空が広いのですごく住みやすそうな印象を受けました。

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景観が美しい分譲住宅地

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岩手県と結んでいる景観協定

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日射を確保役割もしている住宅間の共有通路

一般的な分譲地に比べると守るべきルールがたくさんあり、断熱基準を超えるためのコストも高くなりがちにも関わらず、理念に共感された方達による購入により分譲地は全て完売しています。

ちなみに次の日にいったグラッセ日詰駅前通りという民間不動産会社の分譲地もオガールタウンに習ったルール設定を行っていて、さらに新幹線線路が至近という不利な条件もありながら、分譲地も全て完売しています。

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まさにエコロジーとエコノミーの両立であり地元にお金が還流することを徹底しています。オガールタウンは地方の住まい作りのヒントが相当詰まっていました。

続いては断熱賃貸住宅編です!

それでは、また!

 

「不便益」から考える地方移住

最近はまっているVoicyのワ―ママはるさんの放送がきっかけで「不便益」という言葉を知りました。「不便益」とはあえて「不便」であることから得られる益があるという考え方です。こちらの本がもとになっているようで、なかなか面白い本でした。

この本を読んで、移住後の満足感はこういうところにあるのかというのがすごく腹落ちし、逆に言うとこういう考え方ができるなら地方移住を楽しめるかもというのがわかった気がするので、たまには真面目に書いてみます!

  •  超便利社会だからこその不便益

テクノロジーが発展し、世の中どんどん便利な世界になっていく中で、車は自動運転になり、スマホで何でも買い物ができるようになり、まさに超便利社会に突入していきます。一方で自分で考える機会、時間、何をするにも手触り感のようなものがなくなってしまって来ているように思います。

そんな中、「不便である」ことの益に意図的に注目し、共感を得ている仕組みやサービスがあります。本書で出てくる事例としては「阪急電車の運転台時計」「星のや」などはすごくわかりやすいです。

阪急電車の運転台時計というのは、阪急電車の運転台の上にある時計がデジタル時計ではなく、敢えてアナログの時計になっているという話です。乗車前に運転手は自ら時刻を合わせて、アナログの時計を運転台に設置するそうです。客観的には電池切れリスクの対応、時間の読みやすさとも言えますが、一番の理由は自ら時刻を設定することで時刻管理への主体性の創出の効果があるようです。

もうひとつは「星のや」です。

事例として載っていたのは「星のや京都」ですが「星のや軽井沢」も同じような狙いがあるように思います。星のや京都は嵐山の川を渡らないといけない場所にあり、小舟に乗らないと宿にたどり着けません。軽井沢も駐車場から宿は敢えて離れた場所にあり、専用の車にスタッフと同上しないと敷地内に入れません。

これは旅らしさ=非日常を演出するためにわざわざ「不便」を取り入れていると思われる有名でわかりやすい事例です。

他にもデジカメ時代のはずなのに若者に人気なチェキや行きづらいこそ人気の秘湯など、不便だからこそ価値を持つものの事例がたくさん出てきます。そして、不便益の事例に共通する性質として以下の6つを上げています。

アイデンティティがある

②キレイに汚れる

③回り道、成長が許される

④リアリティと安心

⑤価値、ありがたみ、意味

⑥タンジブルである(実際に触れることができる、手触り感がある)

詳細な解説は本書を読んでいただきたいですが、③、⑥はすごく共感できると思います。何でもそうですがあまりに簡単にできてしまうことはありがたみがなく、工夫の余地があり、また自己成長が感じられないので面白くありません。また、手触り感というのもキーワードにあると思います。

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キャンプも不便益と言える
  • 不便益に溢れた地方移住

ここで移住生活を振り返ってみると東京都心から長野の地方(軽井沢、御代田のような都市でもない小規模市町村)に移住したことはまさに不便益に溢れていると言っていいでしょう。

東京都心であれば地下鉄とバス、タクシーを使えばどこでもすぐに移動ができ、オール電化で何でもスイッチでコントロールできるマンション、ネットスーパー、ウーバーイーツ、ベビーシッターさんもたくさんいますし、ゴミは24時間捨て放題というとこも珍しくないかと思います。

*ただし、お金が条件付きになるというのが資本主義と便利社会の怖さだと思います

一方、地方移住後はというと、強烈に寒い冬に備えるために薪ストーブ、冬タイヤ、防寒の準備はいくつも必要ですし、食料品の買い物は基本的には自らスーパーに足を運び、ウーバーイーツなんてもちろんありませんし、ベビーシッターさんも相当限定的でほとんど使えません。ゴミの分別ルールは非常に複雑で基本的に家まで回収なんて来てくれません。

と不便さでいったらキリがありません。

一方で不便益の塊である薪ストーブの魅力はめちゃくちゃ大きいです。翌年のために一年前から薪の準備がはじまり、着火のしやすさ、火持ちを考えて、種類の違う木を準備して、薪棚を準備して、とスイッチひとつで温まる暖房に比べて膨大な時間と手間を要します。

それでも自分で薪割りをして、火をつけて大きく育てていくという行為の充足感は素晴らしいものがあります。まさに「不便益の代表物」と言えると思います。

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薪ストーブは暖房器具としては不便でしかないw

もうひとつ例をあげると子どもの幼稚園や学校の送迎というのも実は捉え方によっては不便益だと思います。あまりの長時間は不が大きいかと思いますが、だんだんと成長していく中で子どもと2人きりで話すことができる時間はかなり貴重なものですし、帰りの車内の1人時間はVoicyやオーディブル(音声読み上げ本)によるインプット時間としてすごく有効な時間だと最近認識しています。

他にも不便だからこそということは都市と比べて地方に溢れていると思います。

逆にベビーシッターはいないのか?ゴミ捨ては自由にできないのか?学校の徒歩圏に絶対に住みたいのがどうにかならないか?

こういった都心では当たり前に実現できてしまうような利便性ばかりを求めてしまうようなら移住してもハッピーではないでしょう。不便さの中にどうやって、「益=楽しみ」を見つけていけるか?が地方移住のコツかもしれません。

  • これからの時代はいかに意図的に不便益を仕掛けられるか?

本書の中でも再三、言及されていますが、不便=全て素晴らしい側面がるある ではありませんし、不便=前時代的な懐古主義というのも違うと思います。便利であることを決して否定するわけではありませんし、利便性を教授すべきことはたくさんあります。

一方で便利であるからこそ失っていることがあるということ、不便だからこそ価値があるものがあるということを知っていること、そういう発想の転換ができることはこれからの時代においてすごく大事じゃないかなと思います。特に子どもが育つ環境は便利にし過ぎないということ自然のような絶対自分の力でではどうにもならないような環境で育つことが自ら考える力や体力をつけるために大事なことなんじゃないかと考えています。

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整備されていない土の上で過ごすことで体幹も強くなりそう

スノーピークが言っている「人間性の回復」「人生に野遊びを」というのはまさに不便益のことだと思いますし、稲作のような農体験やセルフビルドのような自ら作るというところにもこの要素は詰まっているように思います。

地方としてももし移住者や人を呼びたいということであれば、都市に対抗するのではなくて、敢えてこの「不便益」に注目して仕掛けられると面白いかなと思いました。

ということで、最近インプットからのアウトプットが足りていないなと思ったのでVoisy⇒読書⇒思ったことを書いてみました!それでは、また!

 

軽井沢で半年フルリモートワークしてみた

新型コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言、withコロナ時代のニューノーマルとここ半年で一気に世の中変遷していったわけですが、個人的に一番大きい変化は東京の会社勤務ながら軽井沢でのフルリモートワーカーなったことです。

勤めている会社はもともとリモートワークOKあったのですが、申請ベースで限定的でしたが今回のことがきっかけでリモートワーク化が一気に進み、今も継続しています。もともと制度も環境も準備されていたということが大きく、コロナが落ち着いて来ても元に戻っていません。今後はわかりませんが…

自分はどちらかというと営業に近い職種なので、取引先との打ち合わせが欠かせず、これまでも週の半分以上は東京に出社して、取引先と対面の打ち合わせをしていました。それが取引先に関してもいったんリモートワークが当たり前になってくれたおかげで、自分のような職種でもフルリモートワーク可能になったのです。

途中、プロジェクト上どうしても必要な場面が数日あったので出社しましたが、これだけの期間を長野側で過ごすことになるとは思ってもいませんでした。東京の友人からは先見の明があったねとか、軽井沢でリモートワークなんて羨ましいと言われますし、自分でも控えめにいって最&高の環境だと思うので、リモートワークできるならマジで移住した方がいいと思うのですが、一度、冷静に半年経ってどうなのかは振り返っておきたいと思います。

  • もはや元に戻れる気はしない

まずはプラス面ですが、やはり通勤時間がなくなったので時間に余裕ができ、朝は8時から始業できますし、夜は何時まででも働けます。(よくないw)隙間時間で家事、育児ができますし、子どもとそばにいられる時間が増えたことは何よりよかったことです。

次は仕事の生産性についてですが、こちらも個人的には上がったように思います。元々プロジェクトベースの仕事がほとんどで、プロセスよりも成果が重要視される会社&職務なので、自分のペース配分で仕事ができており、取引先とのWeb会議も移動時間がなくなり効率的になりました。チャットベースのコミュニケーションはレスも早くてログ残るのでやりやすいです。

途中数百人規模、複数社以上にまたがるかなり重めのプロジェクトに入ることになりましたが、ほとんどの人が会ったこともないし、顔もわからな状況という中でジョインし、無事にローンチすることができ、意外となんとかなりました。

次に軽井沢リモートワークならではの利点を書いてみましょう。

やはりリフレッシュ方法が豊富にあるということです。リモートワークはどうしても一人で篭もりがちなので気分転換が重要ですが、一歩外に出れば森があり、空や山があり空気がきれいなので、散歩するだけで仕事で嫌なことあっても心落ち着きます。

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煮詰まったらすぐ森に出られます

薪割りという最高のストレス解消法もありますね。温泉が豊富にあるので、平日でもさくっといけますね。おすすめはトンボの湯のサウナに昼休憩に行くことです。脳が覚醒して午後はマジで無敵になります。
*入りすぎると疲弊するので2セットくらいがおすすめです。

数年前に比べると軽井沢周辺エリアのワークプレイスも充実して来たので、毎日違う場所で仕事をするということも可能になりました!自分は性格的に家でずっと同じ場所でじっと仕事するというのは向かないということは改めてよくわかりました。集中しやすい自分にあったスタイルを見つけることも重要です。

ということで前のように東京のオフィスへの出社通勤前提の働き方をしたいかというと完全にNOです。ただ、1か月に1度くらいは数日出社して空気感を感じたり、会社の人に限らず人に会うことはしたいなと考えています。

IT企業や外資系企業を中心に永久リモートワーク宣言をする会社は出てきていますし、求人業界でも今、圧倒的に人気の条件は年収よりも残業の少なさよりもリモートワークだそうです。

リモートワークは当たり前の選択肢になっていますし、特にIT関連の企業では採用観点でいうと選択肢で提示できないことは相当不利に働くことが予想されます。

www.huffingtonpost.jp

about.yahoo.co.jp

 

  • 共働き片リモートワークによるフリーライド問題は根深い

では、問題点の方をあげてみると、自分が快適に仕事ができているのは上司とも同僚とも取引先とももともとある程度の信頼関係があり、メンバーがかなり自立して仕事ができるメンバーだからという前提があるようには思います。

副業の方でやっている渋谷のベンチャー企業のメンター(のようなこと)の方は、これまで毎週、オフィスに顔を出して、若者達のお悩み相談をうけつつアドバイスするというようなことをやっていましたが、こちらもオンラインベースになりました。

こちらの方は具体的な成果を出すというよりはアイディアや愚痴?のぶつけ先になったり、険悪な雰囲気になった共同創業者の2人仲を取り持つために飲みに連れ出すと、結構、ウェットなことをやっていて、それはそれでそれなりの価値を発揮できていたと自負しているのですが、オンラインベースだとやはり微妙な空気感がわからなかったりして、メンター業務の難しさを感じています。

彼ら自身もリモートワークにはメンバー間のモチベーション維持で限界を感じ、今はほぼ出社して集まってというスタイルになっています。業種、職種はもちろん仕事をするメンバーの自立度、成熟度もリモートワークが機能するかは大きな要素になりそうなので、やはりリモートワーク向く、会社のフェーズ、メンバー、仕事の仕方はありそうです。

もうひとつは共働きの場合で片方だけがリモートワークの場合の家事負担問題です。

うちは奥さんも緊急事態宣言中はリモートワークだったのですが、夏前くらいから出勤スタイルに戻ってしまいました。そうすると、どうしても家にいる時間が長く、コントロールしやすい自分に家事分担が片寄ることになります。

掃除はルンバがほぼ担っているとして、平日の洗濯と料理(買い物)はほぼほぼリモートワークの自分が担当することになってしまいました。このこと自体はまあ、仕方ないと思いつつ、不公平感はあり、奥さんの仕事もリモートワークでできていたはずなのになぜに毎日、出勤する必要があるのか?疑念をいだくようになってしまうことです。

おそらく企業側はそこまで考えていないと思いますが、共働き夫婦の働き方ギャップ問題による家事、育児負担不公平感の問題は根深く回り回ってロイヤリティ低下につながる可能性があります。

 そして、これはネット上などで散々言われていたので詳しく書きませんが、学校や保育園の自粛期間で明らかになったのは子どもが家にいながらのリモートワークは無理ゲ―です。

家で仕事できるなら子ども見ながら一緒にできるでしょ?と思う方はいいからやってみてください。これはダメです。親にとっても子どもにとってもいいことありません。安易に学校や保育園の自粛を求めないようにして欲しいです。

軽井沢特有の問題点というのは正直あまり思い付きませんが、これからの季節は寒くなるので、断熱ちゃんとしてないと暖房代がかかってしょうがないというのはあるのかもしれないです。後は工事事業者が少なく、ネット環境整備に異常に時間かかったりはするので注意が必要です。

  • 自ら働き方をデザインして変化させていく時代

と、つらつら書いてみましたが、結局は軽井沢でリモートワークはいいですよ!ってことですね。リモートワークによってほんとにどこからでもいつでも働ける時代になりました。間違いなく地方移住にとっては追い風ですが、逆に考えると地方に住みながら、東京の会社、海外の会社で働ける時代になってしまったのです。地方企業にとっては人材流出のピンチでもあります。。

そして先日、話題になったこんなニュースがありました。

www.nikkei.com

こんな柔軟な働き方できるなんて羨ましい!という意見もありますが、リストラではない人件費削減策とも言えると思いますし、ぶっちゃけ毎日会社に行って定時まで席に座り続けて定年まで逃げ切るということがいよいよできないからうまく時間使ってちゃんと考えなさいよという働く側にとって厳しいメッセージという見方もあります。

正社員、非正規、フリーランスの雇用形態の壁はどんどんあいまいになって、本業、副業、兼業、起業などの境目がなくなり、仕事=お金をもらうという考え方もどんどん崩れていくのではないでしょうか。

働き方のキーワードとしてライスワークとライフワークという考え方があります。

ライフワーク=ごはんをたべるための活動=金銭的報酬を前提にした活動

ライフワーク=人生のための活動=やりがいを目的にした活動

この2つはきれいに分かれるわけではなく両方を兼ね備えている場合もありますし、いくつかの活動の組み合わせの可能性がありますし、どちらも生きていくためには必要な活動です。ワークライフバランスという言葉がありますがこれまではワーク=ライスワーク、ライフ=ライフワークの2者択一だったので、金銭的報酬を前提にした活動こそがワークでありこの生産性をいかにあげるかという認識があまりに強すぎたように思います。

今後はこのライスワークとライフワークをいかにバランスさせつつ、行ったり来たりして、ライフワークをライスワークしたり、相互作用させていけるかが重要です。

 

ちょっと例としていいかわかりませんが、昨日の自分の1日の主な活動を振り返ってみましょう。

・朝6時頃から田んぼにでかけ、稲作塾の稲刈りとはざがけを手伝います。

→バイト代などもちろでない有志活動なのでライフワークですね。ただ、収穫時にはお米がもらえるので文字通りのライスワークでもあります(爆笑)

・近くのスタバに移動してPCを開き、1時間くらい本業の仕事の作業しています。

→これはライスワークです。

・また移動して、焚火担当大臣をしている会社のオフィスにお邪魔します。川のせせらぎの音がしますよという突っ込みを受けながらデッキでテレワーク。

→これはライスワーク

・お邪魔している会社の社長さんと新しい取り組みについてディスカッションするために知り合いを交えてしてランチミーティング

→これは完全に好きで時間とっているのでライフワークっぽいですが、ランチごちそうしてもらえたからライスワーク?

・オフィスに戻ってしばらくデスクワークとWeb会議

→これはライスワーク

お気に入りのカフェで休憩しつつしばらくデスクワークしつつもお店の人にサウナのための薪入手の情報を聞いたりもしてました。

→ライスワークからのライフワーク

・副業の提案資料にコメント入れたりして少しやりとり。

→こっちは報酬もらっているからライスワークなのかな?

・そして寝るまでは断熱のお勉強。

→これはいまのところはライフワークですね。

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リモートワークにより場所を移動しながらかついろんな活動しながら仕事できます!

といい感じにライスワークとライフワークの活動が入り乱れていますし、カオスな感じがあってとっても楽しい1日でした。移住する時から一つの仕事、場所に縛られない生き方をしたいと考えていて、そっちの方向に自ら行こうとして来たのでその通りになりつつあるのかもしれません。うまたつさんって何者なんですか?と言われたら勝ちだと思ってますw

と、リモートワークの話から相当脱線しましたが、リモートワークは働き方のひとつの選択肢と捉えると人生を相当豊かにできる可能性があると実感しているのでうまく取り入れない手はないと思います。自分自身の働き方今後もどんどん変わっていくと思うので変化を楽しんでいきたいですね。

それでは、また!

 

テントサウナで「サウナのある日常」が最高すぎた

もはや月1更新のサウナブログと化して来ましたが、ここ最近ずっとやりたかったサウナテントをレンタルして3日間遊び倒して来たので、記事書きました。

テントサウナ、好きな時に好きな場所でサウナできる、まさにサウナがある日常はサウナ好きにとっては最高以外の何ものでもありませんでした。残念ながらコロナ影響もあったので大々的には集まれませんでしたが、近所のサウナフレンズ達と本気で遊べたこの3日間は素晴らしい夏の思い出となりました。今回は近所の移住仲間のおうちで初日は「森林ビュー✖️サウナ」、2日目は自宅駐場でおいしいカレーを食べるための「カレー✖️サウナ」、そして最終日は近隣の清流を水風呂として楽しむ究極のアウトドアサウナ「川✖️サウナ」の3本だてで企画実施しました。どのイベントもそれぞれの違った楽しさがありサウナの奥深さを実感することとなりました。それではテントサウナのレビュー記事です。ちなみに前回のサウナ記事はこちら

umatatsu.hatenablog.com

  • テントサウナをレンタルしよう!

テントサウナは文字通りテントでサウナを楽しむものですが、テントの中で薪ストーブを入れてガンガン暖めることでサウナにしますが、水着で入るので男女問わず楽しめます。そしてその魅力は場所を選ばないモビリティにあり、特に湖畔や河原に設営することで水風呂としてそのまま湖や川に飛び込み、そのまま自然の中で外気浴を楽しむアウトドアサウナが人気で近年かなり注目度が上がって来ています。ただしテントは熱を逃さない断熱素材が必要であり、薪ストーブはそれなりの値段がするため購入しようとすると10万以上はするというモノが多く、いきなり購入するには勇気が入ります。そんな中、日頃のTwitterトロールの中でテントサウナをレンタルしているという情報をキャッチしてこれは借りるしかない!ということになり夏休みに合わせてレンタルしたのでした。

※人気のためかレンタル時より値上げされている❗️

www.yamasauna.com

今回レンタルしたのはモルジュMAXというロシア製のテントサウナでなんと最高120度、最大12名入れて、ロウリュウも楽しめるというハイスペックかつビックサイズなテントサウナ。1泊2日がベースですが、利用日の前日にサウナ、ストーブ、サウナストーン&道具の3便の宅急便で届くので実質3日間楽しめます。ちなみに帰りも同じように梱包して着払いの伝票を使って送り返します。

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この状態で送られてきますが総重量は50kgくらいありますw

気になる設営方法ですが、1番最初はよくわからずに1人でやろうとしたため結構、難航しましたが、2回目以降は2人で行い、やり方も習得したので30分以内で立てられるようになりました。かまぼこ型のポールをよこに4本入れて、真っ直ぐなポールを3本たてに入れるだけと言えばそれだけなのでサイズの割に簡単です。テントが立ち上がったら薪ストーブを組み立てて、煙突を連結させて穴に通せば完成です!

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ドーンとこんな感じの存在感

薪ストーブは火付けも簡単ですし、乾いた薪さえ準備できればすぐに温度が上がります。ただサイズがコンパクトなので薪は40cm以下でなるべく細めの方が良いかと思います。後はストーブの上にサウナストーンを並べ、ロウリュウ用の水にアロマを垂らして待つだけです。注意点としてサウナ内の椅子はついていないので熱にも湿気にも強い椅子を準備する必要があります。我々はこれまた近所の移住仲間がDIYで作ったベンチをお借りしました。ちなみに薪や焚きつけ念のための消化器は別の移住仲間からのご提供。移住仲間心強過ぎる。

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中はこんな感じで雰囲気あります。

初日は床が土だったためか中々温度が上がらず最高でも80度近位くらいでしたが、2日目はアスファルトだったためか一気に100度までいきました。個人的には温度はほどほどにロウリュウして湿度を上げてゆっくりじっくり汗をかくのが心地よいかと思います。

と、ざっとサウナ開始までの流れにはこんな感じですがやはり初回は手探りでなんだかんだ準備で2時間くらいはかかりました。2回目以降は相当スムーズになりましたので何ごともやってみるが重要ですね。そういう意味でまずはレンタルで試してみるは正解だと思います!サイズも購入するなら半分程度で良さそうです。

  • 家サウナでサウナのある日常を楽しむ

初日はテスト的な意味合いもあったので近所の移住仲間を数名募りつつ、ご紹介から谷を見下ろすナイスビューの御代田のお宅のお庭をお借りました。この場所が素晴らしいのは敷地の大きさはもちろん谷側が豊かな森になっていて周辺から死角になっており、周りの目を気にする必要はなく半裸のおじさんがうろうろしていてもほぼ問題がないことですw

そしてサウナ→水風呂→デッキで外気浴の理想的な導線を確保し、さらには焚火を観賞用に設置して楽しみました。参加者、満足度は相当に高かったようです。きっと誰かはテントサウナポチッていることでしょう苦笑

普段はわざわざ温浴施設などに出かけてサウナに入りにいくのですが、庭にサウナがある。これはやばい状況です。好きな時に好きなタイミングでサウナに入る。BBQのついでにサウナに入る。今日は寒いからサウナに入る。まさにサウナ天国、プライベートサウナ万歳です!軽井沢、御代田地域であれば広い土地を持つお宅はたくさんあると思うので、本来であれば気候的にも1家に1台テントサウナがあってもおかしくないはずなのです。

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庭でサウナできるってやばくないですか??

2日目はサウナビギナーであるサウナ女子向けということで自宅の駐車場でやってみました。初日に比べるとロケーションはイマイチですが敷地は広く、近隣の別荘は不在ということもあり普通に楽しむことができました。そして、自宅だと奥さん達も気軽に入ることができるのでサウナへの理解度が高まり、今後のサウナ活動にとって相当なプラス影響です。

そしてこの日はサウナ後として夏野菜カレーを1日かけて準備して振る舞いました。サウナ後の食事はサウナ飯と言われるように非常に重要要素であり、サウナの食欲増進効果は凄まじく、食べるものが数倍美味しく感じると言われています。事実、この日のカレーは自画自賛ですが、リアルガチに美味しく、評判もかなり良かったです。夏野菜をたくさん使いたかったので、挽肉と玉ねぎをじっくり炒めて、トマト缶、コンソメ、中濃ソース、カレールーを入れて煮込んで野菜は素揚げにしてトッピングしました!サウナ後に合う食べ物を考えて作るのも楽しいですね。

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評判のおいしさだった夏野菜カレー
  • これぞテントサウナ!川の水風呂でととのいまくり

迎えた最終日はテントサウナの真骨頂であるアウトドアサウナをやるべく川へ❗️実は川サウナをやるべく近隣エリアを探したのですが、人に迷惑をかけず、車が近くに止められて、テントが設置できる平坦なスペースがあって、危険が少なく流れが緩やかな清流という場所は中々なかったのですが、今回、たまたまご縁があり最高のロケーションが車で30分程度の場所にあったので、事前に下見もして理想的だったのでここに決めました!

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最高のロケーションでの川サウナ

長野の標高が高い地域といっても昼間は暑いので早朝、日が当たらないうちに出かけて設営。岩場での設営に多少苦戦しましたが、こういうのもアウトドア感があっていいです。ストーブの温度が上がったら、まずはサウナタイム。川の音を聞きながら、じっくりあったまると設営後の運動効果もあり、汗が吹き出して来ます。

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川サウナの中は岩風呂みたいでテンション上がります

そしていざ、川へ!入った瞬間、これはやばい!早朝のため水温も低く、蓼科山水系の軟水は肌と一体化します。そしてびっくりするくらいに水が川くささが無く、ベタつきもしないです。深さも足をすぐつけるので怖さがなく、流れに身を任せしばらく流されると冷却効果との合わせ技で文字通りの浮遊感を体験できます。まさに天然の水風呂。クールダウンしたら岩場に上がって外気浴。森の緑と真っ青の空と心地よい風、なんたる多幸感。これを繰り返し行えばすっと、ととのいます。しかも今回はmiyotalifeと2人で行ったため、サウナは1人ずつで自分のペースで入れたので本当に贅沢な時間でした。

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川から上がってここで外気浴してととなわないわけがない。

サウナから上がったらオロポ(オロナミンCをポカリエスエットで割ったもの)で水分補給して、コンビニで買い込んだ材料を使ってホットサンドをその場で作って朝食。ばっか美味い。十分休憩したらその後はストーブの熱が冷めるのを待ってから後片付けして、撤収。

帰り道に近くの温泉に入って、ラーメン食べて、家で昼寝。この一連の流れ、あれ?待って?ここ天国かな?という気分になりますよ!これが1時間以内の場所で完結して、レンタル料は除いて使ったお金は2,000円くらい。豊かな環境とはまさにこのことです。

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サウナ後の楽しみはたくさんある!

ということでテントサウナを3日間遊び倒させていただきました。場所提供、道具提供をしてくれる素晴らし移住仲間達の力もあり、大満足のサウナデイズでした。今回、改めてサウナの持つコンテンツとしてのポテンシャルを実感し、アウトドアと掛け合わせることでサウナがおじさん達のものからより若者や女性向けのレジャーとして開放されていくと感じました。

そしてこうなってくるとこの環境を活かすべくやはりフィンランド風のサウナ小屋を建てたくなってくるわけです。おそらく建てるだけならそこまでネックはないのですが、水が超需要ファクター。やはりThe  Saunaの様な沢の水をかけ流しての樽風呂が最高なので、水が湧く場所か井戸を掘るしかないのかな。ちょっと真面目に場所探しします。プライベートサウナ付きタイニーハウスやるしかない。

それでは、また!

野尻湖にある「The Sauna」で完全にととのって来た!

先日、ずっと行きたかった野尻湖湖畔のゲストハウスLAMPにあるフィンランドサウナ「The  Sauna」に行ってきました!このサウナの凄さは野尻湖の湖畔という最高のアウトドア環境にフィランドロッジ小屋、長野県発のMOKIストーブ製作の無煙薪ストーブサウナ、セルフロウリュ、ヴィヒタという本格フィランドサウナを楽しむことができることです。そして、なんと天然湖の野尻湖に水風呂にもダイブして、森林外気浴できるというサウナ好きにとってはガチでたまらない、話題沸騰のサウナなのです!正直、ずっと行きたかったのですが、コロナ禍もあり行きたくてもいけない日々が続き、なんだかよくわかりませんが突然仕事が忙しくなり(普段は#うまたつワークしてないとして有名)、いつ行くか迷っていたのです、サウナフレンズである@miyotalife が執拗に野尻湖&サウナ投稿してくるので、夏休みのハイシーズに入る前に仕事の間隙を縫って強引に一緒に行ってきました。

結果、、控えめに言って「最&高。体が再起動。完全にととのいました。」マジでサウナの深さが違いました。フィンランドサウナ恐るべし。。そして、改めて御代田•軽井沢に#サウナツクリタイと強く想いました。ということでサウナレポートです!

lamp-guesthouse.com

  • なぜにサウナ、サウナ騒いでいるのか?

ここ一年くらいサウナ、サウナとTwitter上で騒いでいたと思うのですが、なぜにサウナ?なのか?サウナの何がいいのか?ブログに書いてなかったので書いておきましょう。おそらく2〜3年前から20〜30代の働き盛りの世代、特にIT企業系の人たちを中心サウナブームが到来し、漫画やドラマの「サ道」が人気になり、「サウナ女子」と呼ばれる女性の間でもサウナが一つの趣味として認知されてきたことにより、一昔前の「サウナ=おじさん」という構図から、ヨガや瞑想、マインドフルネスの流れと合間ってストレス解消方法、セルフメンテナンスの1つとして同世代にもかなり定着して来ているように思います。特にドラマサ道はいろんなサウナを紹介してくれますし、初心者におすすめですw

www.amazon.co.jp

そしてサウナを語る上で重要なのが「ととのう」という感覚。これを知ってると知らないのではサウナへのイメージが全く変わります。サウナというと一般的には熱い部屋でとにかくじっと我慢して、汗をかくというイメージかと思いますが、「サウナ→水風呂→外気浴」(4・1・5くらいの時間感覚が)これを3セット繰り返す。そうすると、脳に酸素が行き渡り、なんとも言えない開放感、そして五感が研ぎ澄ませる、ディープリラックス「ととのった〜」を感じることができるのです!

ととのうためには水風呂、そして外気浴こそが重要であり、水風呂のためにサウナに入り、外気浴するためにサウナに入るのです!ちなみに自分は星野温泉トンボの湯がホームサウナですが、トンボの湯は露天風呂にサウナが配置されており、天然水でキンキンの水風呂、そして森林の中での外気浴と「サウナ、水風呂、外気浴」いずれも高レベルの3セットが最適距離に配置され、信州、いや東日本でも屈指のサウナであることは間違いありません。なので最近、自分はトンボの湯に行っても温泉には目もくれず、サウナ→水風呂→外気浴のみを楽しんでいます。感染症対策をしっかりしてくれているのもポイント高いです。トンボの湯がトンボのサウナに改名される日も近いと確信しています。

「ととのう」についてはこの本がおすすめ! 

Saunner BOOK(サウナー・ブック)

Saunner BOOK(サウナー・ブック)

  • 作者:松尾大
  • 発売日: 2020/03/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
  •  The  Saunaは何がすごいのか?

いきなりサウナについて語り過ぎて肝心のThe  Saunaの話までたどり着かなかったのですが、The Saunaは1家に1サウナと言われているサウナ大国フィンランド式サウナを天然湖、野尻湖のロケーションを最大限活かして再現し、開業2年目にして全国のサウナーが次々に訪れるサウナの聖地化しています。

サウナ自体は湖畔のゲストハウスLAMPの中に当たりサウナだけの利用もできますし、LAMPに宿泊してサウナを楽しむことができます。サウナは2時間の予約制で男女混浴で、水着を着て入るスタイルなので、アクティビティ度が高いです。

入り口で受付をし、水着に着替えを済ませて、シャワーで汗を流して外に出ると、可愛らしいロッジ小屋が!これだけでテンション上がります!

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可愛らしいサウナ小屋はサウナ女子にも大人気

ロッジの中には巨大な薪ストーブが鎮座し、薪ストーブの上にサウナストーンが網の中に入っており、ここに水をかけることで蒸気を発生させる蒸気式サウナです。日本の主流のドライサウナよりも温度は低いですが湿度が高いため、苦しさがありません。暗闇と薪の香りを感じながら時折、自分でサウナストーンに水をかけて熱波を出して、ジュワという音をたてたり、白樺の枝(ヴィヒタ)で香りを焚いたりと五感でサウナを楽しむことができます。薪ストーブフィランドサウナの心地よさは暑くて苦しいサウナの概念変わると思います。

十分体があったまって、汗だらだらになったら水風呂へ!このThe  Saunaの水風呂の凄さは沢の水を汲んで流水を桶に垂れ流している水風呂とそのまま野尻湖にダイブするという超贅沢な2種類の水風呂があることです!どちらも痺れました。特に野尻湖はびっくりするくらい水がサラッとしていてここでしかできない体験なので、ぜひチャレンジしていただきたいです!

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沢の水掛け流しスタイルも珍しい!

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天然湖を泳ぎながらととのうのです!

天然の水風呂から上がった後はいくつも設置されたととのいスペースで外気浴。森林の空気と風を感じながらリラックス。これを自分のペースで何度も繰り返します。そうするとどんどん心地よくなって、ととのう感覚が訪れるはずです。The  Saunaにはサウナの中にも外にも時計すらないのでまさに外界を遮断して自分と向き合う、最高の時間を過ごすことができるのです。このSNSをはじめとしたつながり過ぎた社会からふっと離れることができることがサウナ人気の理由だと思います。

サウナから上がった後はお腹ペコペコになるのでサウナ飯。おすすめのハンバーガーをいただきました。夢中で食べ過ぎて記憶ないくらい美味しかったです。

また、サウナグッズも充実していてサウナハットやTシャツなど開放感からついつい財布も緩んでしまいます。サウナはビジネスポテンシャルも大きそうです。

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サウナの食欲増進効果もすごい!

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充実のグッズコーナー
  • サウナタテタイ

ということでThe  Saunaは期待と想像を超えるすんばらしいサウナでした。軽井沢・御代田からも高速で1時間半くらいで行けることがわかったのでまた隙を見てリピートします。

一方でやっぱり家からすぐ行ける場所にフィランドサウナ欲しいので@miyotalifeと行きも帰りもずっと軽井沢、御代田の東信エリアにどうやって薪ストーブ式のアウトドアサウナ施設を作るかをひたすら語りながらドライブしてました。薪資源となる広葉樹の森林を豊富に擁し、浅間山水系の水源もある。そしてなんと言っても高原の爽やかな空気と最高のビューで外気浴が可能となぜに今までサウナ専用施設がないのかが不思議でありません。

仮説としてはサウナは温浴施設に比べると初期投資はそこまでかからないもののランニングコスト、手間がそれなりに必要な割に回転率は低いので単体の利益率はかなり低いものと想像できます。よって、飲食業や宿泊業、グッズやイベントと組み合わせて価値を作っていかないと正直、ビジネスとして成り立たたないものと思われます。ただ、フィンランド式サウナは間違いなくこれから来ます。そして都会では決して提供できないものなので、自然豊かな信州エリアが聖地化する可能性は十分あります。趣味としてやるのかガチでビジネスとしてやるのかまだわかりませんが、まずはテントサウナから始め、ゆくゆくはサウナロッジ建てたいと思います!

軽井沢、御代田エリアでアウトドアサウナやるのに良さそうな水源があり、外気浴に最適な土地をご存知な方、そしてサウナ好き(これから好きになる)方で一緒にサウナタテタイ、もしくは出資するよ、という方はぜひお声がけくださいw

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サウナが待ちきれない!

はい、ということで移住とまた関係ないサウナの話を書いてみました。The  Saunaはハイシーズンは予約困難になりつつあるようですが、ぜひ興味持っていただいた方は行ってみてください。

それでは、また!