軽井沢に子育て移住しました

軽井沢⇔東京での二拠点居住にチャレンジする新米パパのブログ

オフグリットタイニーハウス「山村テラス」に行って来た!

このブログやTwitterでもたびたび書いているタイニーハウスですが、いろんな小屋本やサイトでも頻繁に登場するのが佐久穂にある「山村テラス」。

この小屋は佐久出身の岩下大吾さんがなんとセルフビルドで建てた小屋で、電気はソーラーパネル、水道は沢の水を引き、トイレはコンポストガスはカセットコンロ、暖房は薪ストーブと小型の石油ストーブとまさに「線が繋がっていない」オフグリッドタイニーハウスなのです!

ずっと行きたい!!と思っていたのですが、なかなか辺鄙な場所にあるにも拘わらず海外からの旅行者も多く、airbnbでも大人気とあり普段は週末の予約がとりずらいのですが、たまたまコロナ影響の休業明けの間隙を縫って予約することができました!

「山村テラス」ははっきり言ってめちゃくちゃ素晴らしい場所だったので、期待以上で1泊しかしなかったことを激しく後悔しました。ただ今回の滞在で間違いなくオフグリッドタイニーハウスのイメージが進みましたし、何より今まで全く興味なかった奥さんが「小屋を建てる」ことに興味を持ち始めたのが最大の収穫です。

ということでレポートです!

f:id:umatatu:20200629214435j:plain

自力で建てたとは思えないクオリティの小屋です。
  • 気が利いたセンスが溢れた心地よい空間

建物は大吾さんが高校の同級生達と建て始め、途中未完成になっていたものを最後は1人で完成させたというから驚きです。約12畳のリビングダイニングと寝床になるセミダブルの布団がはいるロフト、トイレと洗面台が外に別の建物があり、ちょっとした個室と物置スペースがこの小屋の裏側にあります。

天井に高さがあるのと、目の前の開放感からか全く狭さを感じることはなく、ずっと居たくなる心地良い空間です。そしてセンスが光る家具や小物、薪ストーブやハンモック、おしゃれなコーヒーグッズや食器が設置されており、小屋の暮らしに彩りを与えてくれています。

必要なものがミニマムに揃っているだけでなく、心を満たすものがごちゃつくことなく気が利いたカタチで配置されていることが小屋という制限された空間だからこそできる業であり、大吾さんがフィンランドをはじめとして旅することによって磨かれたセンスの賜物によるものなのでしょう。

f:id:umatatu:20200629215552j:plain

コンパクトなのに長居したくなるダイニング

f:id:umatatu:20200629215705j:plain

最高のビューを望める書斎スペース。得意げにお絵かきをする2歳児

f:id:umatatu:20200629215857j:plain

小物にもセンスが溢れてます
  • フグリットだから実現できるロケーション

そしてなんといってもこの小屋の特徴がオフグリットということです。まずは電気についてですが、2枚の屋根のソーラーパネルで発電した電気を裏側の車のバッテリー4つに蓄電して賄っています。冷凍庫や電子レンジといった消費電力の高い家電はありませんが、灯りのための電気、冷蔵庫くらいであればこれで十分とのこと。日々、いかに無駄な電力を消費しているか思い知らさせます。

f:id:umatatu:20200629220435j:plain

明るさを落とした照明は味があってアトリエっぽくなってます。

次に水ですが、基本的な生活用水は外に沢の水を引いていてそれを自由に使えます。ただ、飲み水としてはおすすめしないとのことで、小屋の中と洗面台の方にポリタンクに水が貯めてありそれと併用します。節約してうまく使えば5日くらいはこのポリタンクは使えるそうです。

トイレは外の別の小屋の中にあり、コンポストトイレになって使った後は消毒用?の粉をまいて使います。匂いもほとんど気にならず快適に使えます。ウォシュレットはないですが苦笑。

f:id:umatatu:20200629221059j:plain
f:id:umatatu:20200629221035j:plain
f:id:umatatu:20200629221111j:plain
緑が見える洗面台は素敵です。

このオフグリットはエコであることは間違いりません。そして電気工事、水道工事を必要としていないため、周りにほぼ何も無く、背後は山と森に囲まれながら南側は開けていて茂来山を望みながら最高のビューを楽しむことができるこのロケーションに建物を建てることを可能にしています。そしてこの電線が繋がっていないというのは視覚的にも相当にいいインパクトになっていました。

f:id:umatatu:20200629222011j:plain

この眺めを実現させたのはオフグリットだからこそ
  •  小屋を持つ意味

たったの1日ですが、この山村テラスの滞在を通じて何故、自分がタイニーハウスに惹かれているのかをより実感できた気がします。いくら森に囲まれた自然豊かな環境にある家に住んでいたとしても仕事をして働いていれば、そして特に子育てをしていればどうしても日々の生活に追われてしまいますし生活に効率性を求めてしまうことになります。一方でふっとそういったことから離れて、自然の中で時間を過ごすことだけを楽しむことができる場所を持つこと、そしてそれを自分だけでなく他人とも共有することにすごく意味があるように思います。フィンランドの人たちは都会だけでなく郊外に住むような人たちも決して裕福とはいえない人たちも自宅とは別の小屋(サマーコテージ)を持ち、森の中で過ごす時間を大切にしているのです。

すべてを一つの家、場所で完結させる必要はなく、生活のための家、過ごすための家と分けることは重要なことかもしれません。実はこの点はフルリモートワークになり東京と長野の2拠点生活を辞めてから強く感じるようになったのですが、生活にメリハリがなくなったためか、ずっと軽井沢にいるのになんとなく息苦しくなりかけていました。同じ家にずっと住み続けるとバカになると言う話がありますが、人間、移動し続けること、メリハリある生活が重要なのかもしれません。

f:id:umatatu:20200629223744j:plain

日々の生活からふっと離れられる場所が必要

ということで、ものすごく貴重な1日を過ごすことができ、タイニーハウス欲が倍増された滞在になりました。特に小屋としての快適なサイズ感がすごくしっくり来たのとオフグリットにはやはり挑戦したいなと改めて思い、とても良い経験ができました。

ちなみに大吾さんは山村テラス以外にもこのエリアに月夜の蚤小屋、ヨサクルの小屋という古民家別荘のリノベーションもされており、いずれもすごく素敵そうなので、また秋ぐらいにお邪魔したいなと画策しています。そして佐久穂エリアは大日向小学校開校、mikkoドーナッツ、カレー屋ひげめがねと注目スポットも目白押しですので、ぜひお出かけしてみてください。

それでは、また!